【第08回】漢方・中医学が苦手な方のための「五臓六腑」

 こんにちは! くくたるです!!

 前回までは気・血・津液・精についてを第01~07回に分けて紹介をしました!

 今回からは、五臓六腑についてを紹介していきたいと思います! 1つ1つは難しくないと思いますが、正直な所覚えることが多いです…。

 なるべくわかりやすくをモットーに紹介できればと思っているので、お付き合いいただけると嬉しいです!!

五臓六腑を理解することでどうなるか?

 患者さんからの相談に対して、それが中医学でいうどの臓器が影響しているのかがわかるようになります!

 例えば、

①食欲が出ない・消化が悪い→②脾の気虚・脾の痰湿が原因③脾の気虚のみであれば補中益気湯、脾の気虚+痰湿であれば六君子湯など

※②については、それがストレスからくるようであれば肝にも異常があるかも…?

といった感じで、相手の訴えからそれを中医学に当てはめ、漢方薬を選択できるようになります!

 到達目標を明確にしておいた方が、必要性が理解できると思うので書いてみましたw

 ちなみに、気虚や痰湿などについてよくわからない場合には、第01~07回【気・血・津液・精】編で記載しておりますので、見ていただけると助かりますm(_ _)m

五臓六腑とは

 まずはこの絵の大きめの丸に書いた肝心脾肺腎の並びと対応する臓腑(肝であれば胆)を覚えていただくことが重要になります!

●大きな丸で囲まれている文字:臓器

●小さい丸で囲まれている文字:腑

というように分けております。

 覚え方としては、

臓器は「かん・しん・ひ・はい・じん」

腑は「たん・しょう・い・だい・ぼう」

と何度も詠唱していると自然とこの順番で覚えられるようになります! 怪しいですけどねw

各臓腑の関係性(相性)

 相性(そうせい)と読みます! 機能を高める(サポートする)関係性のことです!

 矢印の方向性(右回り)

 例えば、脾は肺を高める(サポートする)ます! 脾は消化吸収機能と関係があり、肺は呼吸や免疫機能に関係があります! 飲食物をしっかり消化吸収することで免疫機能が整うイメージです!!

各臓腑の関係性(相克)

 相剋(そうこく)と読みます! 機能を弱める(足を引っ張る)関係性のことです!

 星型(矢印の向きは覚える)

 例えば、肝は碑の機能を弱めます! ストレスと肝は密接な関係があるのですが、ストレスが貯まると胃の調子が悪くなるのはこの関係性ですね。

5臓の種類・おおまかな役割

 それぞれ役割の定義があるのですが、頭に入りくくなる文面なのでそれについては個別の記事で紹介します。

 また、厳密には五臓六腑ではなく六臓六腑ですが、最後の1つは心包といいますが序盤ではほぼ出てきませんので割愛します。経絡を学ぶ場合に出てきますねw

 五臓六腑の単語が有名なように、基本的には五臓で考えておけば問題ないです!

 自律神経機能を調節し、筋肉の運動などの調節を行う作用があります!

 肝臓のイメージ通り(?)、血を貯蔵する機能と血流量を調節(血管拡張・収縮)する作用もあります!

 心臓のイメージ通り、心臓の拍出機能を調節して血流量を調節します!

【肝との違い】

●肝は自律神経の調節をすることで血管の収縮・弛緩を行う。

●心は心拍作用による血流量の調節を行う。

 また、精神活動(精神、意識、考えること)という心(こころ)の機能もあります!

 消化機能全般の機能のことを言い、具体的な物体の名称ではありません。

 強いて言えば胃腸や膵臓などを併せたものと思っていただけるといいと思います!

 呼吸機能に関連した機能です! 鼻や皮膚機能にも関係しております! また、免疫機能や、腎と連携して水分の代謝にも関係しています!

 腸内フローラは免疫バランスを改善するというイメージがあると思いますが、肺と大腸は臓腑の関係があるからと中医学的にも考えられます!

 私は当時これが色々つながる感じがして嬉しかったですw

 内分泌や泌尿器や生殖器系の機能のことをいいます。

 また、肺と連携して水分の貯留や分泌にも関係します! 

六腑の種類とおおまかな役割

 西洋の胆のうとしての役割と、肝っ玉( 肝に宿っている精神、胆力、勇気 )に関連します!

 とりあえず、胆のうと変わらないんだなと思っていただければこの段階では問題ないと思います。

小腸

 西洋の小腸と同じ意味合いです。脾(消化吸収の機能)の1部と考えられております。

 西洋の胃と同じ意味合いです。飲食物を消化し吸収しやすい状態にして下側に送り出します!

大腸

 西洋の大腸と同じ意味合いです。

膀胱

 西洋の膀胱と同じ意味合いです。

三焦

 上焦・中焦・下焦に分けられており、全身の水分代謝全般に関与しております!

 物質ではなく、水分代謝の機能を意味していると考えてもらえるといいと思います!

まとめ

 わかりにくいところをまとめてみます。

肝:肝臓としての役割だけでなく、自律神経系の調節機能もある!

心:心臓としての役割だけでなく、心(こころ)としての考え方もある!

脾:具体的な臓器ではなく、消化吸収機能全般の役割がある架空の臓器!

肺:肺としての呼吸だけでなく、鼻や皮膚、免疫にも関係している!

胆:胆のうとしての役割だけでなく、肝っ玉(精神面)の意味合いもある!

三焦:全身の水分代謝の役割がある架空の腑

最後に

 というわけで、今回は五臓六腑全般をイメージしていただくための記事でした!

 なので今回は臓腑の数と順番を覚えていただけるといいと思います!

 それぞれの関係性と矢印の向きが、後々重要になってきますので、最初は大変ですが頑張って覚えていきましょう!

 ちなみに、それぞれの臓腑の説明は、次回以降紹介をしていきますので現段階ではなんとなくのイメージでいいと思います!

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 ではでは!!

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