【第02回】漢方・中医学が苦手な方のための「気の作用・種類」

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師
こんにちは!
くくたる(twitter)です!

●ドラッグストアで9年目

●管理薬剤師歴:3~4年、1人薬剤師歴:2年

●中医学(漢方)を勉強して5年!

 2022年、国際中医師合格予定!

●シニアハーバルセラピスト

 漢方を勉強する上で1番「???」となるであろう「気」の作用・種類について、なるべくわかりやすい表現で書いてみたいと思います!!

 前回の気血水(気血津液精)で紹介しましたが、気は「エネルギー」血と水(津液、精)は「物質」でしたね!

 ちなみに私、あえて毎回のように「わかりやすい表現」的なことを書いてます。

薬のことを知らないお客さんや患者さんに説明する時、自分だけがわかってる状態で説明しても一切納得いただけないことが多いです。

うさんくさい商品を紹介されているように感じさせてしまう可能性があるからと私は考えております!

 なので私の表現はあくまでも参考に、自分の言葉で表現できるようになると素晴らしいと思います!

※漢方に限らずですけどねw

中医学における「気」の作用

 まずは箇条書きします。

●推動(すいどう)作用

●温煦(おんく)作用

●防禦(ぼうぎょ)作用

●固摂(こせつ)作用

●気化(きか)作用

以上の5つです!

 この5つをさらっと解説すると「気」がうさんくさく感じると私は思っているので、1つずつ紹介します。

推動作用

 「動」の文字の通り動かす作用ですね!

 何を動かすか?

 心臓や肝臓などの「臓腑」を動かし、血液や津液を巡らせます! 血液や津液が巡るため、新陳代謝の促進や成長・発育にも関わってきます!

温煦作用

 「温」の文字の通り、体温などのイメージで温めます

※ポイントはあくまでも「温める」ところです! 気は冷やす性質はありません!

※ちなみに冷えると、臓腑などの機能は低下すると考えられています。温まっていると活動的になるイメージです!

防禦作用

 難しい、見慣れない漢字で書かれていますが、外部からの防御力を高めます! 免疫力を高めるイメージですね!

 後ほど紹介しますが、衛気(気の1つ)と関わりがあります!

固摂作用

 物質(血や津液など)を漏れ出ないようにする作用ですね! 引き締めるイメージです!!

 血管や表皮、尿道や肛門など、気の固摂作用が低下すると引き締める力が低下して漏れ出てしまいます。他の人と同じ環境で生活しているのに自分だけ汗が出すぎてしまう方とか、気の作用の低下が原因の場合もあります。

気化作用

 物質(気・血・津液・精)の相互の転化作用です!

 「気」で考えるとイメージが捉えにくいかもしれませんが、

糖(ATP:エネルギー)⇔アミノ酸(タンパク質)⇔脂肪酸(脂質)

のイメージで考えるとわかりやすいのではないかと思います。これも、エネルギーが必要な転化反応ですね!

気の種類

 続いて、気の種類ですね! これも箇条書きします。

●衛気(えき)

●営気(えいき)

●臓腑の気

●宗気(そうき)

以上の4つです。「元気」も種類に含まれることもあるみたい(?)ですが、私がもともと教わった時はこちらの4つでした。

 ちなみに私はそこそこ中医学を勉強している自負はありますが、ここで言葉として重要なのは「衛気」「営気」の2つです! 他2つは言葉を知らなくても今のところ影響は少ないですw

衛気(えき)

 脈管外の気と定義されています。意味わからんですよね…w

 外部からの細菌やウイルスなどの侵襲を防ぐため、体表部を守る働きをする気のことです。体温の維持や発汗なども関係しております。

営気(えいき)

 脈管内の気と定義されています。

 脈管内(血管内)を巡り栄養を各部位に届ける働きをする気のことです。

臓腑の気

 これは定義というか、それぞれの臓腑にある気のことですね。

 臓腑についてはまだ紹介しておりませんが、肝気、心気、脾気、肺気、腎気などに分けて考える時に言葉が出てきます。あまり意識しなくても、臓腑を考える時に自然と身につきますね。

例として、

気(機能)が足りない→どこの気(機能)が足りない?→脾気(機能)が足りない

こんな感じですね。

宗気(そうき)

 胸中の気と定義されています。

 気の推動作用と関係しておりますが、正直なところ宗気を意識して考えたことがあまりなく、うまく表現できません…。

 逆を言えば、私の中ではそんなに必要な言葉・定義ではないですw

まとめ

 ここまで読んでいただき本当にお疲れさまでした!! 最後に箇条書きでまとめます。

【気の作用は全部で5つ】

推動は動かす作用

●温煦は温める作用

●防禦は外部から守る作用

●固摂は漏れ出ないようにする作用

●気化作用はエネルギーと物質の相互転化作用

【気の種類は全部で4つ】

●衛気は外部から守るための気

●営気は栄養を各部位へ届けるための気

●臓腑の気と宗気の言葉はあまり重要ではない

以上です!

最後に

 というわけで、今回は気の作用・種類について紹介をしました!

 「気」は血や水を動かしたり、エネルギーとして存在すると説明されると意味が分からなくなると思います(当時、私はそうでした)が、今回のように作用や種類を西洋と絡めて考えると少しは受け入れやすくなったのではないでしょうか?

 「気」の作用や種類を受け入れられると、「血」と「津液」、「精」については比較的受け入れやすい内容かなと私は思っておりますので、もう少しだけ「とりあえず受け入れて考えてみる」状態でいただけると助かります(汗)

くくたる@薬剤師
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ではでは!!

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