【第10回】漢方・中医学が苦手な方のための「心の機能・機能異常」

 こんにちは! くくたるです!!

 今回は、五臓六腑のうちの心についてわかりやすくを意識して解説していきたいと思います! 心は心臓のイメージ+心(こころ)のイメージで考えていただくと理解しやすいと思います! こころは不眠や健忘などに繋がってきますが、肝の自律神経・ストレスとの違いも含めて紹介していきたいと思います!

心の定義

 まずはイメージがあった方がいいと思うのでイラストを! 心は小腸・血脈(血管)・舌・顔と関係が深く、心の状態が反映されます!

 心は心臓と心(こころ)のイメージでしたね! なので、心拍による循環機能と大脳的な神経系の機能と関係します!

心は血脈を主る(つかさどる)

 心臓の拍動作用により血液(栄養物)を循環させるという意味ですね!

※肝は自律神経の調節により血圧の調節をします。

心は神明(しんみょう)を主る

 意識や思考など精神活動に関与するという意味ですね! 心(こころ)の問題と関連し、不眠や健忘、意識障害、認知証、幻聴、幻覚などと関係しています!

※肝は情緒面で、イライラなどの感情と関連します。

認知症意識障害など、感情ではない中枢神経面で考えるとイメージしやすいと思います。

その他

●心は舌に開竅(かいきょう)し、その華は面(顔)にあり:心の異常は舌や顔の状態に反映される。

●心は汗を主る:汗の状態は心の働きと関係がある(手汗のイメージ)。

要約すると

「心拍出量の調節により血流循環を調節したり、心(こころ)の問題に関与しており、顔や舌に影響が出やすい!」という感じです!

 心の問題が顔に現れたり、血液循環の状態が舌の血管に現れたり、緊張などからくる手汗などにも関係してくるイメージでいいかと思います!

 そして、定義上はのように書きましたが、正直なところ心も不安などの感情面とは関係しているので、私の場合は肝=ストレス、心=不安でざっくりと分けて考えることが多いです。眠れない方が来た場合に「不安感とか夢を多く見たり睡眠が浅かったりしますか?」というような感じで聞いたりします!

心の機能異常

※赤いゲージ:陽・気、青いゲージ:血・陰液

 大きく分けると心火旺という実証と心気虚、心血虚、心陰虚の虚証の3つに分けられます。

心火旺(しんかおう)

 不眠、夢をよく見る、イライラ、顔面紅潮など

心気虚

 動悸(安静時)、息切れ、胸の苦しみ、汗をかきやすいなど

心血虚

 動悸(労作時)、睡眠が浅い、夢をよく見る、不安感、めまい・ふらつき、顔色が悪いなど

心陰虚

 心血虚の症状に加えて、のぼせや手のひら、足の裏などのほてりなど

※陰液:血、津液、精の3つの混合ですが、心については精はないため、血と津液の混合で考えるといいと思います。

要約

 不眠については、陽・気>血・陰液の状態になった場合に発生すると考えるとわかりやすいかもです! これは陽・気は温める作用、血・陰液は冷やす作用があり、火で水を消すイメージを持っていただけると助かります!

 上の図でいうなら、

①心火旺については血・陰液は正常だけど陽・気が過剰なため興奮状態となるため不眠やイライラなど強めの症状

②心血虚・心陰虚については陽・気は正常だが血・陰液が少ないため不眠が生じ、弱々しい症状

①はストレスが溜まったりしやすい人のイメージ、②は痩せ細っていて不眠が生じているご老人のイメージですね!!

 ご老人で睡眠薬をずっと続けてる人については、本当漢方薬も使っていただいて、少しずつ睡眠薬を減らしていきたいと思ってしまいます…w

 選択する漢方薬など、詳しくは睡眠についてまとめる時に記載したいと思います。

肝と心の違い

 上記でも少し触れましたが、

①肝はストレスがメイン。自律神経的なもの。感情的なもの。

②心は不安がメイン意識障害や認知症などの精神的なもの。

で極論でいうとまとめられます!!

 肝のストレスは気滞から発生すると前回記事でお伝えしました。

気滞→気のエネルギーが過剰→気は温める作用あり→温まりすぎて興奮

②【肝→心→脾→肺→腎の関係】→【肝の熱が過剰→心にも飛び火するため心の熱も過剰に】→不眠

と、肝の状況が心にも反映されるため、心火旺ではイライラもあったりします。

最後に

 というわけで、今回は心の作用機能異常について紹介しました!

 前回の肝の記事はわかりにくかったと思いますが、肝と心を合わせて考えるとイメージしやすくなるのではないか? と思います!

 このあたりの状況が想像できるようになると、夜は熱量が高い食べ物をとると不眠が生じやすくなるなど、日常生活で気をつける点のアドバイスにも繋がるため当時私が習った時は感動したものですw

※熱量高い食べ物:クリームや油などのカロリーの高いもの。

 熱量の高い食べ物などの話は、次回の脾の作用・機能異常で紹介できると思います! 五臓六腑すべてが繋がり、気血津液精がすべて繋がると、体質の考え方がかなり変わるので、わかりにくいかもしれませんがもう少しお付き合いいただけると助かります!

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 ではでは!!

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