黄連解毒湯がアトピー性皮膚炎や口内炎に使用される理由と熱証について

くくたる@薬剤師
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こんにちは!
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●ドラッグストアで9年目

●管理薬剤師歴:3~4年、1人薬剤師歴:2年

●中医学(漢方)を勉強して5年!

 2022年、国際中医師合格予定!

●シニアハーバルセラピスト

 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)がアトピー性皮膚炎や口内炎に使用されることがありますが、今回はなぜ使用されるのかについてをなるべく簡単に紹介したいと思います!

 類似記事として【黄連解毒湯、四物湯、温清飲の違い】についても紹介しておりますので下記にリンクを貼らせていただきます。

アトピー性皮膚炎と口内炎の共通点は炎症=熱証

 読んで字の通りですが、「炎」の文字が含まれていますね!

中医学で炎症はどのように考えるか?

 中医学では炎症は「熱証」と考えます!

 熱証は炎症以外にも、自律神経の過興奮(イライラなど)、のぼせ、ほてり、口渇などもあります!

 熱証の中でも特に、発赤は血熱と呼ばれております!

くくたる@薬剤師
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血熱は、血管が拡張して充血するするなど、血が漏れ出るような赤みの強い炎症のイメージです!

炎症の部位はどこに生じているか?

 皮膚は表面の症状になるので、表裏で考えるとですね。

※裏は内臓など身体の内部を表します。

 五臓で考えると、皮膚と関連があるのはと考えられます。

 肺については過去記事で紹介しておりますので下記にリンクを貼らせていただきます!

要約すると?

 表に熱がある状態と考えられます!

 皮膚は肺と関連しておりますが、

①口内炎は胃熱が原因で起こることもある。

②アトピー性皮膚炎は、湿熱、虚熱、陰虚など様々な要因がある。

①②のため、肺熱のみで書くとニュアンスが変わる可能性があり、表に熱がある状態と記載しております。

熱はどのような場合に悪化するか?

①外邪の影響→肺熱

②暴飲暴食や味の濃いもの・辛いものの摂取:胃熱

③ストレス→肝熱(肝鬱化火)

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

構成生薬

黄芩(オウゴン)、黄連(オウレン)、黄柏(オウバク)、山梔子(サンシシ)

生薬の特徴

●大前提は、すべて清熱作用のある生薬で構成されている点!

清熱燥湿薬:黄芩、黄連、黄柏

 湿熱(炎症性の浮腫、ジュクジュクした状態など)を改善する!

※乾燥性の性質があるため、皮膚の過乾燥に注意!

清熱瀉下薬:山梔子

 気滞による熱、肝熱、心熱、肺熱などを改善する!

黄連解毒湯の効能・効果(市販薬)

 体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症:鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎

(注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。

まとめ

●アトピー性皮膚炎、口内炎どちらも「炎症」が生じている!

●炎症は中医学では熱証と表される!

●黄連解毒湯は清熱作用により熱証を改善する!

くくたる@薬剤師
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 アトピー性の皮膚炎の場合は赤みが強い場合やジュクジュクしているかどうかが重要です!

 乾燥していて赤みが少ない場合は悪化させてしまう可能性も考えられます!

 乾燥や赤みの少ない場合は、補陰薬など別の漢方薬の可能性が考えられます!

市販薬紹介

【注意点】

①治療中の病気がある方

②使用中のお薬がある方

③副作用やアレルギーを経験されたことがある方

④妊婦・授乳婦の方

上記に当てはまる方は、医師や薬剤師に相談した上で使用の判断を行うようにしてください。

黄連解毒湯

最後に

 というわけで、黄連解毒湯がアトピー性皮膚炎や口内炎に使われる理由についての紹介記事でした!

①炎症=熱証のイメージができる!

②熱証とはどのような状態か?

③黄連解毒湯は熱証を改善する!

このあたりのイメージがついていただけているようであれば嬉しい限りです!

くくたる@薬剤師
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