【第15回】六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)【漢方・中医学が苦手な方向けの勉強法】

くくたる@薬剤師
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こんにちは!
くくたる(twitter)です!

【薬剤師歴10年目】
●ドラッグストア勤務
●管理薬剤師歴:調剤4年、OTC1年目
●1人薬剤師歴(調剤):2年

【漢方薬・ハーブの資格】
●中医学アカデミー卒業! 2022年、国際中医師合格予定!
●ハーバルセラピスト
●シニアハーバルセラピスト

 

第14回目は実証と虚証について紹介しました!

 

その中で、実証の方は自身は健康的(気・血・津液・精が整っている)だが、熱いものを触って火傷をしてしまうように、外部の邪(敵)が強すぎて身体に影響を及ぼすことと紹介をしました!

 

今回はその外因(外部の敵)の1つである六淫(りくいん)の紹介をします!

 

くくたる@薬剤師
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六淫を理解することで「外部からの身体へ影響するものが何なのか」「影響するとどういう症状や状態になるのか」が理解できるようになります!

 

 

くくたる@薬剤師
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こちらのイラストでいう敵の紹介になります!

自身はHP満タンなのですが、さすがにLv100の敵にはかなわないですね…!

風邪(ふうじゃ)

風邪で起こる症状

発病が急に起こる、症状や部位が変化する、身体の上部や体表部を侵しやすいなどが起こります!

※関節は体表部と考えます!

 

ふうじゃと読みますが、カゼのイメージ+αと考えると良いと思います!

 

急に寒気がしたり喉が痛くなったり、そうかと思えば今度はせきが出たり、カゼの引き始めの症状は上半身で起こることが多いです!

 

症状や部位が変化することは風のイメージに近いと思います!

 

中医学では、痒みの原因の1つは風邪と考えられています!

痒みが同じ部位に一定せず、あちこちで起こる場合は風邪がイメージできるようになるといいですね!

 

また、中医学では関節の痛みは風邪+湿邪と、そこに熱邪や寒邪が絡まってきたりと考えられています!

寒邪(かんじゃ)

寒邪で起こる症状

冷え症状、薄い・多量の排泄物(尿や生理、鼻水など)、固定性の痛み、筋肉のひきつりなどが起こります!

 

寒い状態が続くと鼻水などがズルズル出てきたり、水分を多く出そうとして薄い色の尿がでたりしますね!

 

痛みについては、氷をずっと一定の部位に当てていると痛くなってきますよね? そのイメージです!

暑邪(しょじゃ)

※暑邪と火邪を合わせて熱邪とも呼びます。

 

暑邪で起こる症状

高熱、口渇、顔が赤い、倦怠感、食欲不振、着色尿、便秘などが起こります!

 

倦怠感や食欲不振は夏バテがイメージしやすいと思います!

 

着色尿は、水分が奪われて尿が濃くなるイメージです!

便秘も同じで、水分が奪われて便が固くなるイメージですね!

湿邪(しつじゃ)

湿邪で起こる症状

水分の停滞、消化機能低下、経過が長い、頭重感、手足のむくみ、重だるい、重だるい痛みなどが起こります!

 

梅雨の季節に重だるくなったり頭痛や関節痛が起こる原因は、湿邪が原因の可能性があります!

燥邪(そうじゃ)

※絵は乾燥器のつもりです…。

 

燥邪で起こる症状

皮膚など乾燥症状が起こります!

火邪(かじゃ)

※暑邪と火邪を合わせて熱邪とも呼びます。

 

火邪で起こる症状

粘調性の排泄物、出血、炎症、熱症状、脱水症状などが起こります!

 

熱症状からくる粘調性は、目玉焼きを作る時に徐々に白身や黄身がドロッとしてくることをイメージするとわかりやすいかもです!

鼻炎の経過を目玉焼きで例える

※鼻炎の熱症状による過程をイラストにしたものです。

 

出血については血熱(けつねつ)と呼ばれます!

熱がある部位の機能が亢進し血流が激しくなっているイメージです!

 

擦りむいたり切った時の出血だけでなく、掻いて赤く腫れるような出血も含まれます!

また、膀胱炎の場合には、湿邪と熱邪が合わさった湿熱が原因と考えられます!

暑邪と火邪について

六淫としては2つ分かれているのですが、正直私は暑邪と火邪は明確に分けては考えておりません!

少なくとも、市販薬や処方薬で説明をするときにはそこまで分けなくても困らないのかもしれません!

 

くくたる@薬剤師
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発熱だけではないというイメージが大切です!

 

熱が出るから汗が出たり、熱で水分がなくなるから尿が濃くなったり・便が固くなったりという症状が起こります!

最後に

前回は【第14回】実証と虚証について紹介しました!

 

①外部から悪さをする属性は6つあること!

②暑邪と火邪は合わせて熱邪で考えた方がイメージしやすい!

と考えていただき、それぞれの邪はイメージを掴んでおいていただけると、後々の症状の紹介の時に役立ちます。

 中医学ではこういうイメージ的な考え方が受け入れにくい要因と考えられますが、逆を言うとこれを受け入れて症状に当てはめて考えると患者さんに「何でそういう症状もあることがわかったの?」と驚かれたりして、信頼に繋がることも多いです。

 例えばこの後の季節だと夏バテなので、それを例にしてみます!

暑いから体を冷やすためにエアコンや氷の入ったような冷たいものを飲んだり、ついついお酒を飲んでしまったりしますよね?

①エアコンで体を冷やしすぎるとお腹の痛みが生じたり下痢になったりします。(寒邪や湿邪)

②氷の入った冷たい水は、胃や脾の機能を低下させて水分の巡りや消化吸収が悪くなり、下痢や消化不良に繋がります。(寒邪や湿邪、脾気虚)

③お酒の飲みすぎも同様ですが、アルコールは胃の熱(胃熱)にも繋がります。胃熱は胃が過剰に働く状態なので食欲が出てしまいますが、水分の停滞などで消化吸収が追い付かずに下痢などにも繋がります。(胃熱、湿邪)

 ①~③すべてこじつけのような感じもしますが、身体が冷えたり湿邪が脾に停滞すると消化吸収がうまくいかなくなり、身体のエネルギーが作れないために疲れる=夏バテにもなりますし、下痢などの症状も起こります。

 なので、夏バテでお困りの方が来たら、①~③の確認をしたり、そうならないように消化吸収に良いものや発汗して体内の水分を外に追い出したり、冷やしすぎないようにすることも養生法として大切になります!

 

くくたる@薬剤師
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ではでは!!

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