ロキソニンSクイック!既存のロキソニンSシリーズとの違いは?

くくたる@薬剤師
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こんにちは!
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●1人薬剤師歴:2年

●シニアハーバルセラピスト

 

2021年8月にロキソニンSクイックが新発売されましたね!

 

名称にクイックとついているけど何がクイックなのか?

既存のロキソニンSシリーズと何が違うの?

 

このような疑問を持つ方もいらっしゃると思うので、今回はその特徴や違いについて紹介したいと思います!

ロキソニンSシリーズの比較表

ロキソニンSシリーズの特徴を箇条書き

①どれもメインとなるロキソプロフェン(解熱鎮痛成分)は同量配合されている!

 

②ロキソニンSプラスは制酸剤の酸化マグネシウムが配合されている!

 

③ロキソニンSプレミアムは制酸剤であるメタケイ酸アルミン酸マグネシウムと鎮痛補助成分であるアリルイソプロピルアセチル尿素・無水カフェインが配合されている!

 

④ロキソニンSクイックには制酸剤であるメタケイ酸アルミン酸マグネシウムが配合されている!

ロキソニンSクイックと既存シリーズの比較

先ほどの比較表より、ロキソニンSクイックは

●ロキソニンSプラスとは別の制酸剤が配合されている!

●ロキソニンSプレミアムから鎮痛補助成分がなくなっている!

そんな処方構成と考えられますね!

 

なので、

制酸剤の違いによる比較

鎮痛補助成分の有無による比較

この辺りが説明できれば、ロキソニンSクイックのメリットが見えてきますね!

制酸剤の比較

ちなみに第一三共のロキソニンSシリーズのAIチャットで質問をしたところ、

●メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、酸化マグネシウムと同等の制酸効果!

●メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは胃粘膜保護作用もある!

と回答がありました!

くくたる@薬剤師
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最近のAI(チャットボット)ってすごいですね!

 

ただ回答を載せただけではつまらないので、それぞれの特徴を紹介・考察したいと思います!

 

酸化マグネシウムの特徴

制酸作用が高く持続性がある!

※酸化アルミニウムよりも制酸作用は高い。

 

メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの特徴

ちなみにこのような構造となっており、

●酸化アルミニウム(Al2O3):29.1~35.5%

●酸化マグネシウム(MgO):11.4~14.0%

●二酸化ケイ素(SiO2):29.2~35.6%

このような配合割合となっているようです!

 

●酸化アルミニウムは酸化マグネシウムほどの制酸作用はないが、塩酸との反応で生成した塩化アルミニウム(AlCl3)が粘膜吸着作用・収れん作用を示す!

●二酸化ケイ素はペプシンの吸着作用を示す!

 

ちなみにメタケイ酸アルミン酸マグネシウムは薬理作用以外にも、錠剤の崩壊補助的な側面も併せ持っていることも特徴の1つです!

くくたる@薬剤師
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ロキソニンSクイックの名前の由来である素早く崩壊するという特徴に一役買っていると考えられますね!

 

参考リンク

メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの構造式について:エスエス製薬さん

メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの薬理作用について:富士化学工業株式会社さん

メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの崩壊補助について:富士化学工業株式会社さん

鎮痛補助成分の有無

ロキソニンSプレミアムには、他のロキソニンSシリーズには含まれていない鎮痛補助成分である

●アリルイソプロピルアセチル尿素

●無水カフェイン

が含まれております!

 

賛否両論あると思いますが、私は鎮痛補助成分の配合はいらないと考えております!

理由は2つあります!

①そもそもロキソニン(ロキソプロフェン)の鎮痛作用は市販薬の中では1番強いこと!

解熱鎮痛薬(医療用含む)の比較記事はコチラ

 

②アリルイソプロピルアセチル尿素は眠気のリスクがあること!

アリルイソプロピルアセチル尿素の考察記事はコチラ

 

くくたる@薬剤師
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①については、ロキソニンS(ロキソプロフェン)を使用しても改善しきれない症状であれば、受診をした方が良いと私は思います!

 

②については、車の運転や機械操作に対する注意事項が増えてしまうことも考えると、使いにくくなってしまう印象ですね…。

ロキソニンSクイックの利点

①ロキソニンSプラスと比べると胃薬の成分が胃酸を抑えるだけでなく、粘膜の修復も行える点!

②ロキソニンSプレミアムと比べると鎮痛補助成分が入っていないため、眠気のリスクがなくなる点!

くくたる@薬剤師
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ちなみにクイックの由来はあくまでも錠剤の崩壊が早いという意味で、効果発現が早くなるかどうかは試験されていないそうです…。

個人的にオススメなロキソニンSシリーズ

ロキソニンSシリーズは現時点で4種類ありますが、私のオススメは「ロキソニンS錠」です!

 

こちらも理由は2つあります!

①病院で処方されるものと同じ内容で、成分もロキソプロフェン単一のため他の薬との飲み合わせが悪くなるリスクが少なくなる点!

②ロキソプロフェン自体が胃腸への負担を考慮されている成分のため、胃薬の成分が入っていなくてもいいと考えている点!

くくたる@薬剤師
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そもそも胃腸へ負担がかかるようであれば、胃薬を追加するというよりも痛み止めの成分自体を変えた方が良いと思います!

終わりに

というわけで、今回はロキソニンSクイックと既存のロキソニンSシリーズの比較記事でした!

 

ロキソニンSシリーズの中でのベストはロキソニンS錠だと思っていますが、時点でのオススメは今回発売されたロキソニンSクイックだと私は考えております!

 

高い薬=良い薬とは必ずしも言い切れないため、市販薬を買う際は薬剤師や登録販売者に相談してみると良いのではないかと思います!

※ロキソニンは1類医薬品のため薬剤師限定です!

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ではでは!!

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