【薬剤師監修】マルベリー(桑の葉)の血糖降下作用とセイブル(ミグリトール)との関係【メディカルハーブ】

 こんにちは! くくたるです!!

自己紹介

●ドラッグストア併設薬局で8年目

●管理薬剤師歴:3年

●1人薬剤師歴:1.5年

●ハーバルセラピストを2020.11月受験予定!

 今回は、マルベリー(桑の葉)のα-グルコシダーゼ阻害作用について、構造式の観点から考察をしていきたいと思います!

 2型糖尿病治療の場合、食事指導をする・されると思うので、服用中の薬と相談しながら、マルベリー(桑の葉)茶で食事改善出来ると良いのではないかと考えております!

マルベリーの基礎情報

学名:Morus alba

科名:クワ

使用部位:葉部

※マルベリーの根皮は桑白皮(ソウハクヒ)として日本薬局方に収載されている。

マルベリーの主要成分

デオキシノジリマイシン(DNJ)

γ-アミノ酪酸(GABA)

クロロフィル

フィトステロール(β-シトステロール)

ミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛

 マルベリーは、メディカルハーブの中で亜鉛が含まれているという特徴もあります!

 亜鉛はインスリンの安定性を高める上で重要なため、一石二鳥な感じのメディカルハーブですね!!

作用と適応

作用:α-グルコシダーゼ阻害作用による血糖調整

適応:高血糖や肥満などの生活習慣病予防

 マルベリーに含まれるデオキシノジリマイシンが、α-グルコシダーゼ阻害作用があるため重要な成分です!!

 何故そのような効果が期待できるのかは、下記の構造式比較に記載します。

安全性・相互作用について

安全性:クラス1(適切に使用すれば安全)。

相互作用:クラスA(相互作用が予測されない・起こると考えられていない)

※α-グルコシダーゼ阻害作用があるため、腹部膨満感(お腹の張り、ガスがたまる)が出てしまう可能性はあるかもしれませんので注意したいです!

αグルコシダーゼ阻害薬との構造の比較・考察

 構造式の比較です。

 どうでしょうか? α-グルコシダーゼ阻害作用のあるミグリトールやボグリボースとかなり近い形をしていることがわかると思います!!

 中でも、ミグリトールとはほとんど形が似ていることがわかると思います! 違う部分は赤丸の部分ですね!

※アカルボースについては、構造が少し違うためこの記事では比較しておりません。α-グルコシダーゼ阻害薬の比較の記事に記載しております。

抽出について

目安として3gに熱湯150mLで抽出。約5分。

食事の前に服用。出来れば食事の10〜15分前くらいが良いと思います。

どんな人に勧めるか?

①2型糖尿病予備軍と診断され、薬物療法を行っていない方。

②2型糖尿病治療中で、食物の改善を指示されている方。

※②の場合は、α-グルコシダーゼ阻害薬を使用していない方! 使用している方の場合、腹部膨満感のリスクが上がったり、競合阻害を起こして逆に悪化すると本末転倒のためです。

※あくまでも個人の見解です。

最後に

 というわけで、今回はマルベリー(桑の葉)のα-グルコシダーゼ阻害作用について記事にしてみました!

 構造式で紹介できると説得力が出るのではないかなと思いますが、いかがでしょうか!?

 普段飲んでいるお茶を、マルベリー茶に置き換えるだけでも何かしらの改善は期待できると思うので、服薬指導時にさり気なく勧めてみるのがやりやすいと思いますし、患者さんもチャレンジしやすいのではないかなと思います!

 最後にα-グルコシダーゼ阻害薬の比較記事のリンクを貼りますので、もしよかったら見てみてください。

【多糖類】α-グルコシダーゼ阻害薬の構造式から見る比較【二糖類】
今回の記事は、α-グルコシダーゼ阻害薬の構造式とグルコースの構造式の比較と作用点の違いについて考察しております。マルベリー(桑の葉)に含まれる血糖降下作用を持つデオキシノジリマイシン(DNJ)の考察記事を書くための前提条件となります。

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ではでは!!

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