ラズベリーリーフ【婦人系メディカルハーブ・薬剤師監修】

くくたる@薬剤師
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こんにちは!

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【薬剤師歴11年目】
●フリーランス薬剤師
●管理薬剤師歴:調剤3年、OTC1年目
●1人薬剤師歴(調剤):2年

【ハーブ・アロマの資格】
●ハーバルセラピスト
●シニアハーバルセラピスト
●アロマテラピー検定1、2級
●国際中医師
※国際中医師は医師免許ではありません。

 

私は職業上、女性の不調で辛い思いをしている方の相談を受けることが多いです。中々改善されず周期に左右されて辛い思いをしている方が多いなと私は感じております。

 

しっかりと治療する場合には漢方薬を使用していただいたり、婦人科の病院に受診していただくことがベストだと思いますが、もう少しライトな感じ(ちょっとおしゃれな感じ)で自身の体質を変えてみたいという場合にはメディカルハーブが適していると思うので、今回はメディカルハーブの中でも婦人系の不調に使うラズベリーリーフについて紹介したいと思います!

ラズベリーリーフの基礎情報

学名:Rubus idaeus

科名:バラ科

使用部位:葉部

ラズベリーリーフの主要成分

フラボノイド配糖体(フラガリン)

タンニン(没食子酸、エラグ酸)

ビタミンC

作用と適応

作用:鎮静、鎮痙、収れん

適応:月経痛、月経前症候群(PMS)、出産準備、下痢(小児や高齢者にも使いやすい)

 

ラズベリーリーフの作用は、鎮痙・収れんがメインと考えられます!

「安産のお茶」として知られており、子宮や骨盤の周囲の筋肉を調整する働きを持っております!

 

なので、お腹や腰回りの痙れんやキュッと締め付けるような痛みやだるさに対して、その緩和を目的として使用されることが多いです! 精神的な不安定については、セントジョーンズワートやパッションフラワーなどの方が適していると考えられます!

 

安産を目的とした場合は、出産3か月前くらいから飲むと良いと言われております。

※安産を目的とした場合、安全性や薬との相互作用は問題ないとされておりますが、主治医に相談していただくとより安心できると思いますので、是非相談するようにしてください。

安全性・相互作用について

安全性:クラス1(適切に使用すれば安全)。下記に抽出方法・服用方法を記載。

相互作用:クラスA(相互作用が予測されない・起こると考えられていない)

※安産を目的とした場合、安全性や薬との相互作用は問題ないとされておりますが、主治医に相談していただくとより安心できると思いますので、是非相談するようにしてください。

抽出について

目安として約1.5gを熱湯150mLで抽出。5分程度。

1日3回の服用。

最後に

というわけで、今回は女性の不調をちょっとライトな感じ(ちょっとおしゃれな感じ)で改善できる可能性があるメディカルハーブとして、ラズベリーリーフを紹介させていただきました!

 

ポイントは、お腹や腰回りの痛み、痙れん、だるさなど、筋肉的な症状の改善を目的としているところです!

 

本格的な治療については、漢方薬や婦人科への受診になるので、軽めの症状でお悩みの方の参考になれば嬉しいです!

漢方薬の治療をお考えの方は、下記の記事も参考にしていただければと思います!

当帰芍薬散・桂枝茯苓丸・加味逍遙散の特徴と違い【婦人漢方・生薬比較】

 

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