カレンデュラ浸出油の作り方とハーブの情報・特徴・注意点【薬剤師監修】

くくたる@薬剤師
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こんにちは!
くくたる(twitter)です!

【薬剤師歴10年目】
●ドラッグストア勤務
●管理薬剤師歴:調剤4年、OTC1年目
●1人薬剤師歴(調剤):2年

【ハーブ・アロマの資格】
●ハーバルセラピスト
●シニアハーバルセラピスト
●アロマテラピー検定1、2級

 

「カレンデュラの万能軟膏」って聞いたことがあるでしょうか?

やけど、切り傷、湿疹、妊娠線の予防など、様々な状況に使えると考えられているためこのような呼び名がついております!

 

たしかに様々な状況に使用できるため万能だとは思うのですが、既存の塗布薬と比べて効果的かどうかは調べてみないとわからないですよね?

 

というわけで、今回はカレンデュラの基礎情報と浸出油の作り方について紹介します!

カレンデュラの基礎情報

学名︰Calendula officinalis

科名︰キク科

使用部位:花部

和名:トウキンセンカ

別名:ポットマリーゴールド

 

くくたる@薬剤師
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カレンデュラはトウキンセンカやポットマリーゴールドなど様々な呼び名があるため、購入の際は学名と使用部位が一致しているか必ず確認をするようにしてください!

カレンデュラの主要成分

カロテノイド(ルテイン、リコピンなど)

フィトステロール(タラキサステロールなど)

フラボノイド(クエルセチンなど)

苦味質

多糖類

カレンデュラの作用と適応

作用:皮膚や粘膜の修復、消炎、抗菌

適応:皮膚炎、創傷

 

皮膚や粘膜を保護・修復すると考えられておりますが、作用機序は明らかになっておりません!

 

また、「健康食品」の安全性・有効性情報Medline Plusではカレンデュラの効果について「十分に信頼ができる情報がない」と記載があります!※21.12.30時点

PubMedではいくつかの文献で皮膚修復に効果があると記載がある情報もありましたが、既存の抗生物質やステロイドと比較した情報は見つけることができませんでした!

※参考文献の項目にリンクを貼っております。

 

くくたる@薬剤師
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総合して、私は病気などの治療薬の代替はできない(メリットはない)と考えます!

情報が少ないため、抗生物質やステロイドに勝る効果の判断ができません…。

 

ただ、例えば「乾燥肌で手荒れができてしまった」「皮膚を掻いたら少し赤くなってしまった」などの病的ではない状況で試しに使ってみることはありだと思っています!

 

私自身、乾燥肌でカサカサしているようなところにカレンデュラの浸出油を塗ってますからね!

カレンデュラの安全性・相互作用

安全性:クラス1(適切に使用すれば安全)

相互作用:クラスA(相互作用が予測されない)

 

くくたる@薬剤師
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カレンデュラは基本的には塗布に使用されるため、その点でも薬剤との相互作用の問題が少ないと考えられます!

 

キク科アレルギーの方は使用しないよう注意です!

カレンデュラ浸出油の作り方

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それでは早速作っていきましょう!

 

カレンデュラ浸出油の製作で用意する物

①カレンデュラの花 5g

※画像では有機マリーゴールドと記載がありますが、学名はCalendula officinalisのため間違いではありません

②マカデミアナッツオイル 95mL

③100g分入る透明のガラス瓶

④保管用の瓶(できれば遮光瓶)

⑤割り箸

⑥ろ過できるもの(コーヒーフィルター、キッチンペーパーなど)

です!

くくたる@薬剤師
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ハーブやオイルは生活の木やエンハーブなどで購入できます!

 

瓶にカレンデュラを詰める

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花びらを瓶に入れる際のワンポイントアドバイス!

意外ともっさりとするため割り箸などでしっかり詰め込むことです!

 

マカデミアナッツオイルを瓶に入れる

くくたる@薬剤師
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万が一オイルに浸かりきらない場合は、カレンデュラの花びらがしっかり浸かるように割り箸などで押し込みます!

※瓶が大きすぎると浸かりきらない場合があるため100g用の小さめの瓶がオススメ!

くくたる@薬剤師
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マカデミアナッツオイルは比較的酸化しにくいことと、皮脂成分でもあるパルミチン酸が含まれており肌に優しいため、カレンデュラのベースオイルにオススメです!

 

14日間(2週間)放置する

この状態で2週間放置して抽出を行います!

 

くくたる@薬剤師
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1日1回、よく振り混ぜることがポイントです!

 

カレンデュラ浸出油をろ過

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私はしっかりろ過できるようにコーヒーフィルターを使用しましたが、かなり時間がかかりました!

なので次回はキッチンペーパーで試したいと思います!

 

浸出油のろ過が終わったら、次は花びらを絞ってろ過していきます!

くくたる@薬剤師
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頑張りすぎてろ紙が破けないよう、ほどほどにしておきましょう!

 

カレンデュラ浸出油のラベルを貼る

ラベルには①作成日 ②成分名 ③成分量を記載します!

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保管期間の目安は2ヶ月です!

 

カレンデュラ浸出油の抽出量について

ろ過する以上、完璧にすべての浸出油は回収できません…!

だいたい60〜70mL位回収できていると思いますが、いかがでしょうか?

参考文献

インターネット

「健康食品」の安全性・有効性情報〔国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所〕

Calendula: MedlinePlus Supplements

Therapeutic Effects of Medicinal Plants on Cutaneous Wound Healing in Humans: A Systematic Review(PMID: 29805312)

Therapeutic effectiveness of a Calendula officinalis extract in venous leg ulcer healing(PMID: 27974009)

Results of the clinical examination of an ointment with marigold (Calendula officinalis) extract in the treatment of venous leg ulcers(PMID: 16372475)

 

書籍

 

メディカルハーブ ハーバルセラピストコーステキスト(非売品)

終わりに

というわけで、今回はカレンデュラに関する基礎情報と浸出油の製作を紹介しました!

浸出油の作り方を動画で観る場合はコチラから!※Youtubeにリンクしています

カレンデュラの水耕栽培2か月目の経過はコチラから!※別のブログにリンクしています

 

近々、今回作成したカレンデュラ浸出油を用いてカレンデュラ軟膏を製作しますので、興味を持っていただけたらブックマークなどしておいていただけると嬉しいです!

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ではでは!!

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