花粉症の目薬は市販薬がお得!?オススメ5選紹介!【ドラッグストア薬剤師監修】

くくたる@薬剤師
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こんにちは!

くくたる(twitterはコチラ)です!

【薬剤師歴11年目】
●フリーランス薬剤師
●管理薬剤師歴:調剤3年、OTC1年目
●1人薬剤師歴(調剤):2年

【その他資格】
国際中医師
●ハーバルセラピスト
●シニアハーバルセラピスト
※国際中医師は医師免許ではありません。

 

今年は花粉の影響が強いですね…。

実は花粉症など目のかゆみに使用する目薬は、市販薬も内容が良いものがあることをご存じでしょうか?

 

「病院に行こうかな…、でも受診する時間がないな…」

「今年はコロナの影響もあるし、受診を控えたいな…」

と思っている方は、是非読んで市販の花粉症の目薬も検討してみてほしいです!

 

くくたる@薬剤師
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ちなみに鼻炎も併発している場合には内服薬(飲み薬)も必要になると思います。

こちらは後日別記事で紹介したいと思います。

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市販の目薬が優れている利点

点眼方法について

受診して花粉症の目薬をもらう場合、だいたい1~3種類の点眼薬が処方されると思います。

第二世代抗ヒスタミン薬ステロイド性の抗炎症薬を併せる処方が多く、時折ケミカルメディエーター遊離抑制薬も加わる印象です!(体感ですが)

 

医師のさじ加減がない場合、通常はそれぞれ1日4回の点眼のものが多く、これが意外とめんどくさいです!

何がめんどくさいかと言うと、

それぞれの目薬の間隔を少なくとも5分以上はあける必要があること

です!

 

3種類の点眼液が出ていた場合、

A薬を点眼→5分あける→B薬を点眼→5分あける→C薬を点眼

という使用方法を1日4回で使用することになります!

くくたる@薬剤師
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毎日点眼をすることを考えると、1日4回で毎回5分あけるのは正直しんどいですよね…。

 

金額・時間について

通常、病院に受診をしてから処方せんをもらい、それを薬局にもっていって薬を受け取りますよね?

2020~2021年はコロナウイルスの影響もあり受診を控えている方が多いですが、例年インフルエンザや風邪の患者さんも多く、病院や薬局での待ち時間は長くなることが多いですよね…。

 

また、病院の金額は3割負担で1000円前後薬局での金額も処方薬・処方量にもよりますが1000円前後はするため、合計すると2000円前後はかかる印象ですね!

くくたる@薬剤師
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市販薬で代用ができるのであれば、時間や金銭面がお得になる可能性がありますね!

含有成分について

クロルフェニラミン

痒みの原因となるヒスタミンをブロックします!

 

クロルフェニラミンは第一世代抗ヒスタミン薬で、医療用では点眼液は存在しないです!

※錠剤やシロップではほぼ同一成分のd-クロルフェニラミンが医療用であり、一線級とまではいきませんが現役でも普通に使用される成分です!

 

医療用では第二世代抗ヒスタミン薬と呼ばれる、

●アレジオン点眼液(エピナスチン)

●パタノール点眼液(オロパタジン)

●リボスチン点眼液(レボカバスチン)

などが主に使用されます!

 

クロルフェニラミン単剤の点眼液がないため、第二世代抗ヒスタミン薬との比較は難しいです。

 

クロモグリク酸ナトリウム

痒みの原因となるヒスタミンが遊離(出てくる・増える)するのを抑えます!

 

クロモグリク酸ナトリウムは医療用にも含まれる成分で現役です!※医療用は20mg

 

プラノプロフェン

非ステロイド性の抗炎症成分です!

 

プラノプロフェンは医療用にも含まれる成分で現役です!※医療用は10mg

花粉症の炎症に対してはステロイド性のフルオロメトロン点眼液の方が使用されるイメージです!(体感ですが)

 

グリチルリチン酸ニカリウム

甘草という生薬に含まれる抗炎症成分です!

 

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、一般用点眼薬に配合される抗炎症成分について、アレルギー性結膜炎を抑えるメカニズムの解明を目指して基礎研究を行ってきました。研究の結果、「グリチルリチン酸二カリウム」はアレルギー性結膜炎の『持続的炎症』を抑えることを初めて明らかにしました。このことは即時的炎症に効果があることが知られている「プラノプロフェン」との作用点の違いを解明するものです。

本研究の成果は、第41回日本角膜学会総会(2017年2月16日~18日、福岡県で開催)で発表しました。この知見をもとに、アレルギー性結膜炎に有効な新しいアレルギー用点眼薬の開発に今後も取り組んでまいります。

https://www.rohto.co.jp/news/release/2017/0224_01/

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市販薬紹介5選!!

マイティアアイテクトアルピタットN

【含有成分】

クロルフェニラミンマレイン酸塩0.15mg

クロモグリク酸ナトリウム:10mg(医療用の半量)

プラノプロフェン:0.5mg(医療用の半量)

 

くくたる@薬剤師
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【オススメポイント】

①容量が15mLである点!(処方薬3本分)

 

抗ヒスタミン薬+抗炎症薬+ケミカルメディエータ遊離抑制薬の組み合わせが

1つの目薬に配合されているため、

5分以上間隔をあける手間が省けます!!

 

マイティアアイテクトアルピタットN EXα 15mL

【含有成分】

クロルフェニラミンマレイン酸塩0.3mg

クロモグリク酸ナトリウム:10mg(医療用の半量)

プラノプロフェン:0.5mg(医療用の半量)

コンドロイチン硫酸エステルナトリウム5mg

 

くくたる@薬剤師
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【オススメポイント】

①容量が15mLである点!(処方薬3本分)

 

抗ヒスタミン薬+抗炎症薬+ケミカルメディエータ遊離抑制薬の組み合わせが

1つの目薬に配合されているため、

5分以上間隔をあける手間が省けます!!

 

③かゆみ止めのクロルフェニラミンが増量!

 

※コンドロイチン硫酸エステルは角膜保護成分として配合されておりますが、メリットとなるかは私の知識では不明です…。ベタつきが出てしまわないのかが気になります。

 

ロートアルガードクリアマイルドEXα 13mL

【含有成分】

クロルフェニラミンマレイン酸塩0.15mg

クロモグリク酸ナトリウム:10mg(医療用の半分)

プラノプロフェン:0.5mg

コンドロイチン硫酸エステルナトリウム2mg

 

くくたる@薬剤師
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【オススメポイント】

抗ヒスタミン薬+抗炎症薬+ケミカルメディエータ遊離抑制薬の組み合わせが

1つの目薬に配合されているため、

5分以上間隔をあける手間が省けます!! 

 

※コンドロイチン硫酸エステルは角膜保護成分として配合されておりますが、メリットとなるかは私の知識では不明です…。ベタつきが出てしまわないのかが気になります。2mgで他の製剤と比べると少なめですが。

 

ロートアルガードクリアマイルドZ 13mL

【含有成分】

クロルフェニラミンマレイン酸塩0.3mg

クロモグリク酸ナトリウム:10mg(医療用の半量)

プラノプロフェン:0.5mg(医療用の半量)

コンドロイチン硫酸エステルナトリウム5mg

 

くくたる@薬剤師
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【オススメポイント】

抗ヒスタミン薬+抗炎症薬+ケミカルメディエータ遊離抑制薬の組み合わせが

1つの目薬に配合されているため、

5分以上間隔をあける手間が省けます!!

 

②かゆみ止めのクロルフェニラミンが増量!

 

※コンドロイチン硫酸エステルは角膜保護成分として配合されておりますが、メリットとなるかは私の知識では不明です…。ベタつきが出てしまわないのかが気になります。

 

マリンアイALG 15mL

【含有成分】

クロルフェニラミンマレイン酸塩0.15mg

クロモグリク酸ナトリウム:10mg(医療用の半量)

グリチルリチン酸ニカリウム:1.25mg(医療用の1/8)

 

くくたる@薬剤師
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【オススメポイント】

①容量が15mLである点!(処方薬3本分)

 

圧倒的低価格!

 

抗ヒスタミン薬+抗炎症薬+ケミカルメディエータ遊離抑制薬の組み合わせが

1つの目薬に配合されているため、

5分以上間隔をあける手間が省けます!!

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結論

花粉症で目だけが痒いのであれば、まずは市販薬を使ってみてはどうでしょうか?

点眼の手間削減や、病院+薬局の時間・金額を考えると市販薬はかなりオススメです!

 

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師

色々書きましたがこれに尽きます!

最後に

というわけで今回は、市販の花粉症の点眼薬の利点について紹介しました!

 

目薬ではありますが、注意事項はよく読む必要があります!

例えば、妊娠・授乳中7歳以下の小児コンタクトレンズを着用したままの点眼は出来ないなどが書かれている商品もあります!

くくたる@薬剤師
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最後まで見ていただきありがとうございます!

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