ヒルドイドの代用になる市販薬はあるか? 注意事項は?

くくたる@薬剤師
くくたる@薬剤師
こんにちは!
くくたる(twitter)です!

●ドラッグストアで9年目

●管理薬剤師歴:3~4年

●1人薬剤師歴:2年

●シニアハーバルセラピスト

 皆様はヒルドイド(ヘパリン類似物質)という薬はご存知でしょうか? 数年前、美容目的の使用が医療保険制度の負担になってしまいニュースとなったあれですね…。

 今回は「コロナウイルスの影響が怖くてなるべく受診したくないため、市販で代用したいという方」がいたので、ヒルドイドの代用となる市販薬について解説したいと思います!

そもそもヒルドイドとは?

 ヒルドイドとは、マルホから発売されている医療用医薬品です。

 血行を促進させることでカサカサ肌の保湿、打ち身などの青あざの修復、ケロイドの修復など様々な用途で使われております!

※保湿剤としての使用が圧倒的ですけどね

成分:ヘパリン類似物質0.3%

剤形:4種類

ソフト軟膏(w/o)

しっとり+++、べたつき+++

クリーム(o/w)

しっとり++、べたつき++

●ローション(乳液)

しっとり+、べたつき+

●フォーム(泡状)

しっとり+、べたつき+

 様々な種類があるため、時期や肌の状態、患者さんの趣向に合わせて選択ができますね!

ヒルドイドの代用となるものは市販薬にある?

 先程紹介した剤形のうち、ソフト軟膏、クリーム、ローションの代用となるものは市販薬にあるため、注意点も含めそれぞれ紹介をします。

ソフト軟膏(w/o)しっとり+++

【ヘパドロイド油性クリーム】

成分:ヘパリン類似物質0.3%

【ヒフメイド油性クリーム】

created by Rinker
ジャパンメディック株式会社

成分:ヘパリン類似物質0.3%

【ヒルメナイド油性クリーム】

成分:ヘパリン類似物質0.3%

クリーム(o/w)しっとり++

【ヒシモア】

成分:ヘパリン類似物質0.3%、ジフェンヒドラミン0.5%、ガンマ-オリザノール1%

【ペパソフトプラス】

created by Rinker
メンソレータム皮膚用薬

成分:ヘパリン類似物質0.3%、ジフェンヒドラミン1%、パンテノール1%、クロタミトン5%

ローションしっとり+

【さいき治療乳液】

成分:ヘパリン類似物質0.3%、グリチルリチン酸二カリウム0.5%、アラントイン0.2%

【さいき治療ローション】

成分:ヘパリン類似物質0.3%、グリチルリチン酸二カリウム0.5%、アラントイン0.2%

【ヒルメナイドローション】

成分:ヘパリン類似物質0.3%

 

 このあたりでしょうかね!※私が知らないだけで、他にも製品がある可能性あります。

 どの製品にもヒルドイドと同じく、ヘパリン類似物質が0.3%含まれております!!

 ただし、ヒルドイドシリーズと全く同じ成分の薬となると、

ソフト軟膏:ヘパロイド油性クリーム、ヒルメナイド油性クリーム、ヒフメイド油性クリーム

●クリーム:なし

●ローション:ヒルメナイドローション

以上となります。

 他の薬は、ヘパリン類似物質以外にも+αで炎症を抑えたり、痒みを抑えたり、皮膚の修復力を強化する成分が含まれています。

個人的な使い分け

 たくさん種類があるため、どれがいいの? と思われるかもしれないので、それぞれの剤形で個人的な使い分けを紹介したいと思います。

●ソフト軟膏部門

 ヘパドロイド油性クリームヒルメナイド油性クリーム、ヒフメイド油性クリームどちらでも!

※ただし、赤ちゃんに使いたい場合は、ヘパドロイド油性クリームはパッケージに赤ちゃんの文字の記載があるためより安心かと思います。小児の定義上、赤ちゃんも含まれますが念のため。

●クリーム部門

 なるべく余計な成分が入っていない方がいい場合はヒシモア

 痒み止めも入っていた方がいい場合はヘパソフトプラス

●ローション部門

 ヒルドイドと全く同じ成分がいい場合はヒルメナイドローション

 少しでも皮膚を修復させたい場合はさいきシリーズ(乳液とローションはお好みで)

このような感じで私は考えております。

使用時の注意

 注意書きはぜひともパッケージで確認をしてから購入をしていただきたいですが、中でも重要なのが1つ。

 それが、アトピーの症状に対する注意です!

 特にヘパソフトプラスヒシモアは、

「 アトピー性皮ふ炎の人(軽い症状であっても医師の下で適切な治療を受ける必要がある) 」

と記載があります。

 アトピーのコントロールが良好な状態でも、悪化してしまう可能性があるため皮膚の状態を医師に診てもらう必要があるためと考えられます。

 コロナで怖いなど、どうしても市販薬で買いたい場合には、患者さんに病院を聞いて市販薬ではありますが疑義紹介を行う方がより安心して使用していただけると思います。実際、私は今回の相談を受けた際に疑義紹介を行いました。

最後に

 というわけで、今回はヒルドイドシリーズの代用薬が市販薬であるかの紹介でした!

 子供からご老人まで、幅広く使いやすい薬と思ってはおりますが、安易に紹介をしてアトピーが悪化してしまうと生活の質が下がってしまう恐れがあるため、その点はしっかりと確認して、自信をもって紹介していきたいですね!

くくたる@薬剤師
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ではでは!!

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