【第02回】気の作用・種類【漢方・中医学が苦手な方向けの勉強法】

    連載「漢方が苦手な方の中医学基礎」第02回

    前回の記事で紹介しましたが、気は「エネルギー」、血と水(津液、精)は「物質」でしたね!

    今回は、私が漢方を勉強する上で1番「???」となった「気」の作用と種類について、なるべくわかりやすい表現でまとめます!

    ちなみに薬のことを知らないお客さんや患者さんに説明する時、自分だけがわかってる表現で説明しても理解が得られにくいですよね…?

    「うさんくさい薬を紹介されている」と感じさせてしまうかもしれません!

    なので私の表現はなるべくわかりやすくを意識しておりますので、自分の言葉で表現できるようになることを目指していきましょう!

    中医学における「気」の作用

    気の作用を箇条書きします!

    ●推動(すいどう)作用

    ●温煦(おんく)作用

    ●防禦(ぼうぎょ)作用

    ●固摂(こせつ)作用

    ●気化(きか)作用

    以上の5つです!

    1つずつ西洋医学の表現で紹介していきます!

    推動(すいどう)作用

    「動」の文字の通り動かす作用です!

    血液や津液が巡るため、新陳代謝の促進や成長・発育にも関わってきます!

    温煦(おんく)作用

    「温」の文字の通り温める作用です!

    ちなみに冷えると臓腑などの機能は低下すると考えられています!

    温まっていると活動的になるイメージです!

    防禦(ぼうぎょ)作用

    見慣れない難しい漢字で書かれていますが、外部からの防御力を高める作用です!

    免疫力を高めるイメージですね!

    後ほど紹介しますが、衛気(気の種類の1つ)と関わりがあります!

    固摂(こせつ)作用

    物質(血や津液など)を漏れ出ないようにする作用です!

    気を引き締めるという言葉があるように、引き締めるイメージです!

    血管や表皮、尿道や肛門など、気の固摂作用が低下すると引き締める力が低下して漏れ出てしまいます!

    例えば同じ環境で生活しているのに自分だけ汗が出すぎてしまう方は、気の作用の低下が原因の場合もあります!

    気化作用

    物質(気・血・津液・精)の相互の転化作用です!

    気⇔血⇔津液⇔精を変換します!

    私はこれがイメージしやすかったのですが、いかがでしょうか?

    気の種類

    気の種類を箇条書きします!

    ●衛気(えき)

    ●営気(えいき)

    ●臓腑の気

    ●宗気(そうき)

    以上の4つです!

    「元気」も種類に含まれることもあるようですが、私がもともと教わった時はこちらの4つでした!

    特に重要なのは「衛気」と「営気」の2種類です!

    他2種類は言葉を知らなくても、私は今のところ影響が少ないと考えております!

    衛気(えき)

    脈管外の気と定義されています!

    外部からの細菌やウイルスなどの侵襲を防ぐため、体表部を守る働きをする気のことです!

    体温の維持や発汗なども関係しております!

    営気(えいき)

    脈管内の気と定義されています!

    脈管内(血管内)を巡り栄養を各部位に届ける働きをする気のことです。

    臓腑の気

    それぞれの臓腑にある気のことです!

    臓腑についてはまだ紹介しておりませんが、肝気、心気、脾気、肺気、腎気などに分けて考える時に言葉が出てきます!

    あまり意識しなくても、臓腑を考える時に自然と身につくと思います!

    宗気(そうき)

    胸中の気と定義されています!

    気の推動作用と関係しております!

    正直なところ私は宗気を意識して考えたことがあまりないためうまく表現できません…!

    まとめ

    ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

    最後に箇条書きでまとめます!

    気の作用は全部で5つ

    ●推動は動かす作用

    ●温煦は温める作用

    ●防禦は外部から守る作用

    ●固摂は漏れ出ないようにする作用

    ●気化作用はエネルギーと物質の相互転化作用

    気の種類は全部で4つ

    ●衛気は外部から守るための気

    ●営気は栄養を各部位へ届けるための気

    ●臓腑の気と宗気の言葉は私の中ではあまり重要ではない

    最後に

    次回は【第03回】気滞・気虚と関連する漢方薬について紹介します!

    前回は【第01回】気・血・水の考え方について紹介しました!

    「気は血や水を動かしたり、エネルギーである」とだけ説明されると意味が分からなくなると思いますが、今回のように作用や種類を西洋医学と絡めると少しは受け入れやすくなったのではないでしょうか?

    「気」に比べて、次回以降紹介する「血・津液・精」については比較的受け入れやすい内容だと私は考えております!

    なのでもう少しだけ「とりあえず受け入れて考えてみる」状態でいただけると助かります…!

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