エキナセアの免疫賦活(増強)作用【メディカルハーブ・薬剤師監修】

    皆様のハーブティーに対するイメージはどのようなものでしょうか?

    オシャレな飲み物だったり、海外版のお茶だったり、私はメディカルハーブを勉強するまではなんとなくそのようなイメージがありました。

    今回はそんなハーブティーの、日常での健康維持のための手段の1つとしてエキナセアを紹介したいと思います。

    エキナセアの基礎情報

    学名:Echinacea angustifolia、Echinacea pallida、Echinacea purpurea

    科名:キク科(キク科アレルギーの方は使用しない)

    使用部位:地上部、(根部)

    注意点として、メディカルハーブは学名が一致していることが大切です。エキナセアの中でメディカルハーブとして認められているのは上記3種類です!

    上の画像は私が購入したものですが、赤線部分にEchinacea purpureaとしっかり記載がありますね!

    エキナセアの主要成分

    エキナコシド、シナリン

    多糖類(ヘテログリカン類など)

    イソブチルアミド

    ピロリジジンアルカロイド

    ※エキナセアの多糖類は、マクロファージの活性化やインターフェロンの産生を促進することが報告されているため、免疫賦活作用が期待できます。

    ※ピロリジジンアルカロイドのある種類では肝障害の報告があります。ただし、エキナセアに含まれるものは肝障害の報告がない種類です。

    エキナセアの作用と適用

    作用:免疫賦活(増強)、創傷治癒、抗菌、抗ウイルス、消炎

    適用:風邪、インフルエンザ、尿道炎、治りにくい傷

    ※作用に抗ウイルスと記載しておりますが、新型コロナウイルスに対する有用性は確立しておりません! これについては後述します。

    ※適用はあくまでも海外での治療におけるものです。そのため、インフルエンザなど医師の診断がある場合には、病院での治療を優先する必要があります。決して治療薬の代わりに用いるなどはしないようにしてください!

    安全性・相互作用について

    安全性: クラス1(適切に使用すれば安全)。下記に抽出方法・服用方法を記載。

    相互作用:クラスA(相互作用が予測されない・起こると考えられていない)

    ドイツコミッションEでは

    禁忌:結核、白血病、膠原病、多発性硬化症、エイズ、HIV感染、その他自己免疫疾患のような進行性疾患。

    抽出について

    最近は地上部が主流。

    地上部の場合は、目安として3gに熱湯150mLで抽出。約5~10分間。

    根部の場合は、目安として1g。10分間。

    1日3回まで。食間。

    エキナセアのまとめ

    ①エキナセアは適切な服用方法で免疫賦活(増加)作用が期待できる。

    ②自己免疫疾患などの治療中の方は、主治医が判断した上でない限りは、治療に影響が出てしまう可能性があるため使用は控える。

    ③抗ウイルス作用の報告はあるが、新型コロナウイルスに対しての有効性は確立していない! ただし、自身の抵抗力を上げる作用があるため日々の予防には役立つと考えられる。

    参考文献

    【メディカルハーブ ハーバルセラピストコース・テキスト第6版(非売品)】

    ハーバルセラピストの講義を受講するといただける教科書なので、勉強にはなるのですが非売品なのが残念です…。

    最後に

    個人的には「風邪の初期には葛根湯!」のような感じで、メディカルハーブではエキナセアを使用するのかなというイメージです!!

    ※葛根湯の場合は、寒熱や虚実の見極めが必要ですが。

    手洗い・うがいなどと併せて予防に努めていきたいところですね! 体を冷やしてしまうことも免疫機能低下に繋がるため、体を温めるという意味でもエキナセアだけでなく、緑茶なども含めてお茶の服用はちょうどいい予防になると考えられます!

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    くくたる薬剤師

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    フリーランス薬剤師(調剤薬局・ドラッグストア)
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    国際中医師、ハーバルセラピスト、シニアハーバルセラピスト

    国際中医師は医師免許ではありません。

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