【不眠】加味帰脾湯の特徴と体質の確認【漢方・生薬紹介】
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先日、お客様より「この前勧められた加味帰脾湯が合っていたみたいで、4日目位から実感があったので続けてみようと思います!」
と、声をかけて下さり継続購入された方がいらっしゃいました!
というわけで今回は、加味帰脾湯がどのような体質の方に合うのかについて紹介したいと思います!
「漢方薬って本当に効くの?」
「全部理解していないと紹介しにくいな…」
と感じている方もいらっしゃると思うので参考になれば幸いです!
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加味帰脾湯(かみきひとう)が適する不眠とは?
加味帰脾湯が適する不眠はシンプルで、
心脾気血両虚(しんぴきけつりょうきょ)
という状態です!
漢字が並んでいると難しく感じてしまいますので要約すると、
心と脾の気・血がどちらも足りていない
という状態です!
この状態を改善するには、心と脾の気と血を補えればいいわけですね!
それでは心脾気血両虚がなぜ不眠と関係があるのか?
これがわかれば納得できそうですよね!
心脾気血両虚の状態とは?
①心について
まず大前提として、不眠が出る状況は「何かしら心に問題がある状態」と考えられます!
※心について解説した記事はコチラ!
不眠と関係があるのは特に、
●心火旺(心が興奮している状態)
●心血虚(心の栄養が足りていない状態)
があり、心脾気血両虚では心の気と血が足りていないため、心気虚・心血虚が原因となる不眠の場合に適しています!
※気虚について解説した記事はコチラ!
※血虚について解説した記事はコチラ!
②脾について
心については①で紹介しましたが「脾については何が関係しているの?」
となりますよね!
脾は「飲食物の消化吸収」に関係しております!
つまり脾の機能が低下(気虚)していると、飲食物の消化吸収効率が悪くなり、エネルギー(気、ATP)、肉体(血、栄養)が作りにくくなります!
気と血が作りにくい→足りていない→気虚・血虚
という流れですね!
※脾について解説した記事はコチラ!
加味帰脾湯(かみきひとう)とは?
加味帰脾湯の構成生薬
黄耆(オウギ)、竜眼肉(リュウガンニク)、人参(ニンジン)、白朮(ビャクジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、柴胡(サイコ)、酸棗仁(サンソウニン)、当帰(トウキ)、山梔子(サンシシ)、遠志(オンジ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)、木香(モッコウ)、生姜(ショウキョウ)
生薬の特徴
●黄耆、人参、白朮、大棗、甘草は補気作用(気を補う)のある生薬!
※大棗は安神作用もあり!
※安神作用:心を穏やかに安心させる
●竜眼肉、酸棗仁、遠志は養心安神(ようしんあんじん)作用のある生薬!
心の血(けつ)を補い、心火を冷まし心血虚を改善します!
●茯苓は水分代謝と養心安神作用のある生薬!
●当帰は血を補い巡らせる生薬!
血を補うことを養血と言いますが、当帰はさらに補った血を巡らせる作用がある点が特徴の1つです!
● 柴胡、山梔子は清熱作用のある生薬!
加味帰脾湯の「加味」されている生薬です!
ほてりなどの熱感やイライラするなどの神経の高ぶりを鎮めます!
そういった状況がなければ、加味帰脾湯ではなく帰脾湯の方が良いと考えられます!
※帰脾湯は市販薬であまり見かけませんが…。
加味帰脾湯の効能・効果(市販薬)
体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症
最後に
というわけで、今回は加味帰脾湯に合う体質についての紹介でした!
不眠に使用される漢方薬はそれぞれ特徴があるため、お悩みの方の体質に合わせて使用することが大切ですね!
ちなみに酸棗仁湯に関する記事はコチラ!
関連記事【不眠】酸棗仁湯の特徴と体質の確認【漢方・生薬紹介】柴胡加竜骨牡蠣湯と桂枝加竜骨牡蛎湯に関する記事はコチラ!
関連記事柴胡加竜骨牡蛎湯と桂枝加竜骨牡蛎湯の特徴と違い【漢方・生薬比較】