【薬剤師監修】禁煙するために必要なこと・必要な期間・離脱症状について

 こんにちは! くくたるです!!

「禁煙したいけど成功しない…。」

「なんとなくタバコは身体に悪いイメージがあるけど、何十年も喫煙してるから今さら遅いだろうし…。」

「そもそも何が身体に悪いの?」

  喫煙者の方は、こういった思いが少なからずあるのではないでしょうか?

 そこで今回は「禁煙がなぜ成功しにくいのか?」「今から辞めても効果があるのか?」など、禁煙に関する情報を紹介したいと思います!

 正しい禁煙方法を知っていれば、例えば「離脱症状は○○日までだからそれまでは頑張ろう!」「24時間禁煙するだけでも○○という効果があるのか!」など禁煙を続ける上での目標が定まるため、意識も変えられると考えております!

喫煙のメリット・デメリット

タバコに含まれている有害物質

 ポイントは、全体的に主流煙(吸う人の煙)よりも、副流煙(周りの人が吸ってしまう可能性のある煙)の方が有害物質の含有量が多いところです!

※主流煙は、フィルターを通過するため、比較的量が少なくなると考えられます。

タバコを吸いたいと思うのは何故か?

 そもそもタバコを吸いたいと思うのは何故なのかはご存じでしょうか?

 それは、タバコに含まれているニコチンが関係してきます! ニコチンは肺から血液中に移動し、身体に様々な影響を与えます!

①身体的依存:タバコを長い年月吸っていると、身体がニコチンを欲するようになります。

②心理的依存:タバコを吸うことが習慣となるために起こる。

 肉体的にも精神的にもタバコを欲するようになってしまうわけですね!!

そもそもニコチンとは?

●タバコ煙の粒子相に含まれる精神作用物質で「毒物及び劇物取締法」により規制されている毒物です!

●タバコを反復使用すると生じる依存性は、ニコチンの精神及び身体依存によるものです!

●喫煙する人のうち、約70%がニコチン依存症です!

●中枢神経系の興奮と抑制が生じ、心臓・血管系への急性影響をもたらします!

ニコチンの作用まとめ

 これを見るとニコチンの作用が良さそうに見えてしまうと思いますが、依存してしまう点と、他の有害物質が何種類もある点からタバコに含まれる成分は有害だと考えられます。

ニコチン依存症の定義

世界保健機関(WHO)

 疾病と関連の健康問題についての国際疾病分類第11版(ICD-11)

※ICD-11は2019年に30年ぶりに承認されました。正式な発行は2022年になるそうです。

依存症の定義(ICD-10の定義)

 「ある物質あるいはある種の物質使用が、その人にとって以前にはより大きな価値を持っていた他の行動より、はるかに優先するようになる一群の生理的、行動的、認知的現象」と定義されており、

ICD-10にはタバコの使用は「精神作用物質による精神及び行動の障害」に分類されています!

厚生労働省のニコチン依存症の定義

 「血中のニコチン濃度がある一定以下になると不快感を覚え、喫煙を繰り返してしまう疾患」

 ひとことで言うと「ニコチン依存症は病気である!」ということですね!
 我慢できないというのは自分のせいだと思いすぎないようにして、病気だからだと受け入れ、少しずつでも治していけるようになると良いと思います!

あなたのニコチン依存度はどのくらい?

●自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか?

●禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?

●禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか?

●禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか?
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)

●↑でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか?

●重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか?

●タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?

●タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか?

●自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?

●タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?

 これらはTDSニコチン依存度テストといい、厚生労働省やファイザーのHPに公開されておりますのでリンクを貼っておきます。

TDSニコチン依存度テスト
禁煙治療の保険診療で用いられる、ニコチン依存度テスト。ニコチン依存症管理料を算定するためには5点以上取る必要がある。
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※5点以上で、ニコチン依存症の可能性が出てくるとされております!

禁煙するにあたって知っておいてほしいこと

①ニコチン依存症は病気であり、タバコを吸いたくなる原因です!

ニコチン依存症は治すことができます!!

※様々な禁煙補助薬もあります!

②習慣となっていることは止めることが難しい…!

タバコを止めるという強い意志が必要です!

禁煙を始めると離脱症状が出てくる

離脱症状の例

●タバコが吸いたい

●イライラする、落ち着かない

●集中できない

●だるい、眠い

 禁煙を始めてすぐは上記のような症状が出てきます。禁煙を経験された方は、思い当たるのではないでしょうか?

 離脱症状は身体がニコチンを欲するために起こります!

 通常、禁煙後3日以内にピークとなり、1~3週間で消失します!

 1~3週間離脱症状を耐えることが出来れば、タバコを止められる可能性が高くなります!!

 ゴール地点がわかれば、禁煙の成功率も高くなるのではないでしょうか?

離脱症状に打ち勝つために!!

①禁煙補助薬を使用する!

②禁煙後1週間に見られた離脱症状の種類とその程度、打ち勝つために考えたことや行動したことを記録する!

 ポイントは、離脱症状を健康になっていくサインと考え方を変えてみること!

 つい吸ってしまうことは誰にでもあることですので、諦めないで何度もチャレンジすることが大事と考えます!

禁煙補助薬にはどんなものがあるのか?

 市販薬でニコレットを出しておりますが、同様の製品でニコチネルパッチとニコチネルガムというものもございます!

 詳細は後日別記事で作成しようと思います。

習慣(心理的依存)を改善する

 タバコを吸いたくなるのはニコチン依存症が原因ですが、それだけではありません!

 タバコを吸うことが習慣となってしまっていることも原因となります!

習慣の改善方法

●行動パターンを変える

※朝の行動順番を変える、夜更かしをしないなど

●環境を改善する

※タバコを処分する、吸いたくなる場所を避けるなど

●代償行動をする

※ガムなど代わりになる物を口に入れる、散歩や軽い運動をしてストレスを発散するなど

24時間禁煙するとどうなるのか?

 これが今回、1番伝えたかったことかもしれません!!

 24時間禁煙をするだけでもこれだけのメリットがあるんです!!

 今からでも遅くないので、少しずつ取り組みを始めていくことが大切と考えております!!

禁煙すると体重が増える!?

 実は、禁煙をすることで体重が2~4kgほど増えてしまうことがあります。

 これは、禁煙をすることで本来の食欲が戻り身体が元気になってきている証拠なので、禁煙をしたら体重が増えると嫌がらず、むしろ健康に近づいていると考えていただけると良いと思います!!

 また、禁煙での体重増加は数年で整ってきます。

禁煙で体重が増加する理由

●ニコチンによるエネルギーの消費作用がなくなるため

●食欲が増加するため

 体重が気になる場合は規則正しく3回の食事・間食は控えるなど、体重コントロールも心がけてみましょう!

最後に

 というわけで、今回は学生の時にまとめた禁煙のスライドを、ブログにあわせてさらにまとめた記事でした!

 禁煙することはもちろん簡単ではないと思います! しかし、禁煙は頑張れば成功させることができます!!

 ついタバコを吸ってしまうことは誰にでもあることですので、諦めずにチャレンジをすることが大事だと思います!

 禁煙補助薬については、後日別記事でまとめます!!

 頑張っていきましょうね!!

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 ではでは!!

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